好きこそものの上手なれ〜夢中になることの心理〜

 

ある人が語った言葉「仕事において頑張る人は出世しない」を思い出した。頑張っている時点で、致命的なのだそうだ。

 

 

 

イチローは年少期から練習に明け暮れて、1365日のうち360日を練習の時間に費やした…というのは有名な話だ。

 

 

 

これは頑張っているのか?

 

 

 

例えば、私が会社で、毎朝誰よりも早くから出社して、人よりも仕事を覚えようと、歯を食いしばって頑張った!となれば、これは頑張っている。

 

 

 

しかしイチローは、歯を食いしばって頑張っていたのか?ということだ。

 

 

 

野球が好き

 

サッカーが好き

 

歌が好き

 

バイオリンが好き

 

 

 

色々あるが、時間を忘れて時が過ぎるまで練習する事、仕事をする事で良い方向へ向かっていく人は頑張っていないのだ。

 

 

 

だから、仕事をしていくなかで「私は頑張っている」という意識が致命傷だという。

 

気づいたら時間が過ぎていた、気づいたらこれだけやっていた。それぐらい、「夢中」にならないと成功しない。

 

 

 

極端な話だが、修行や厳しい修練においても、その環境を通して内外が強くなる事に快感を覚え、夢中になっている人自身は、頑張っているという意識がなく、それが好きで、それにはまっているのだ。

 

 

 

イチロー選手もそうだ。歯を食いしばって頑張っていたら、365日のうちの360日も絶対に続かない。 仕事でも毎日歯を食いしばって頑張って朝早く出勤し、歯を食いしばって頑張ってやっていたら、絶対に嫌になる。

 

 

 

だからこそ、頑張っては駄目なのだ。

 

パチンコに、はまっている人も別に頑張っていないし、DSにはまる人も、地下にこもってバイオリンを弾く人も頑張っていない。

 

 

 

時を忘れて続けられるのは夢中だから。この一言に尽きる。

 

 

 

『好きこそものの上手なれ』

 

 

 

この言葉こそ、夢中になっている人たちの心理だ。

 

猪熊広己

iguma-bunka@ffwpu.jp